12月16日(火) サムエル上25章
「イスラエルの神、主は生きておられる。主は、わたしを引き止め、あなたを災いから守られた。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上25章34節
ダビデはカルメルに滞在していたとき、カレブ人ナバル(25節によれば「愚か者」という意味)と良好な関係を築こうとし、ダビデはナバルのもとに従者を送りました。
しかし、ナバルはダビデを侮辱して、ダビデの従者に無礼を行います。ダビデは従者の報告を聞き、怒りを覚えて、四百人の兵を武装させ、復讐しようとします。
一方、ナバルには聡明な妻アビガイルがいました。彼女は従者からの報告を受けると、すぐにダビデのもとに行きます。そして彼女はダビデに会うとひれ伏し、愚か者ナバルのことを謝罪します。そしてダビデは主に仕えられる方であり、個人的な復讐により流血の災いをダビデが行わないように説得します。
主なる神は、アビガイルによりダビデが個人的な復讐を行うことを思いとどまらせくださいました。そしてダビデは、彼女をつかわされた主なる神をほめたたえます。そしてナバルには主ご自身からの裁きが下されました。
私たちも、自分が侮辱されると自分でやり返したくなります。しかし、主なる神は私たちを罪からお守りくださいます。主の御支配を信じて、委ねてお祈りしましょう。
【祈り】
復讐心を人にぶつけることなく、主に委ねることができますように、私たちの心をなだめてください。









