10月27日(月) サムエル上2章
「弱い者を塵の中から立ち上がらせ
貧しい者を芥の中から高く上げ
高貴な者と共に座に着かせ
栄光の座を嗣業としてお与えになる。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記2章8節
ハンナは、自分の子どもであるサムエルを神に献げたあと、この歌を歌います。ハンナの歌は、王の権能を讃える歌です。ハンナはこう歌います。「主にあってわたしは角を高く上げる」、「思い上がった言葉を口にしてはならない」。なぜなら「勇士の弓は折られ」、「食べ飽きている者はパンのために雇われ」、「多くの子をもつ女は衰える」からです。その一方で「よろめく者は力を帯び」、「飢えている者は再び飢えることがな」く、また「子のない女は七人の子を産」む。
神だけが王です。だからこそ、人の目には強かった者が再び弱くなり、弱かった者が強くなり、豊かだった者が貧しくなり、何もなかった者が豊かになるのです。
この真理を要約したのが6節と7節です。「主は命を絶ち、また命を与え、陰府に下し、また引き上げてくださる。主は貧しくし、また富ませ、低くし、また高めてくださる」。
この御言葉の核心は、主なる神が真の王であり、私たちの人生はすべて神の御手にかかっているということです。私たちの人生が本当に誰を見つめ、どのような目標に向かって進むべきかを深く考えましょう。私たちの真の王イエスを見つめましょう。「わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」(ルカ1章47節)。
【祈り】
真の王なる神よ、あなたが私たちの人生を導き、高め、祝福してくださることを感謝します。









