10月25日(土) 詩編99編
我らの神、主をあがめよ。
その聖なる山に向かってひれ伏せ。
我らの神、主は聖なる方。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編99編9節
私たちが神を「天の父なる神よ」と呼びかけることができるのは、どうしてでしょう。なぜ私たちは神を知り、礼拝することができるのでしょう。改めて考えてみると大切なことに気づきます。
聖書は私たち人間に罪があることを指摘します。そして、そのような私たちに関わり続けてくださるのも神であると教えてくれます。神は罪に対して必ず裁きもって報いられる。しかし同時に、神は人間の罪をお赦しになる御方です。
昔からイスラエルの民は、必ずと言っていいほど数多くの失敗をしました。神の思いよりも自分たちの思いを優先する罪のため、何度も神を悲しませてしまうのです。でも神は、その都度、働き人をお立てになり、ご自分の民と向き合ってくださいました。「主の祭司からはモーセとアロンが、御名を呼ぶ者からはサムエルが、主を呼ぶと、主は彼らに答えられた」のです(6節)。
今、神と私たちとの間に立ってくださるのは、ほかでもありません、主イエス・キリストです。この救い主を通して罪赦され、神が語りかけてくださるからこそ、私たちは「天の父なる神」と呼びかけて、神を礼拝できるのです。そのような主なる神を聖なる方としてあがめましょう。
【祈り】
天の父なる神よ、私たちの罪を赦し、あなたとの交わりを喜ぶために、きょうもわたしに答えてください。








