リジョイス聖書日課

箴言21章 救いは主からだけいただける

放送日
2025年9月27日(土)
お話し
風間 義信(仙台教会牧師)

9月27日(土) 箴言21章

どのような知恵も、どのような英知も、勧めも、主の御前には無に等しい。戦いの日のために馬が備えられるが、救いは主による。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』箴言21章30-31節

 「正しい人は自分の道を整える」とあります(29節)。いったい、その正しさはどこにあるのでしょうか。

 王として立てられたダビデですが、彼もまた多くの罪を犯しました。だからこそ、「主よ、あなたが罪をすべて心に留められるなら、主よ、誰が耐ええましょう。しかし、赦しはあなたのもとにあり、人はあなたを畏れ敬うのです。わたしは主に望みをおき、わたしの魂は望みをおき、御言葉を待ち望みます」と歌いました(詩130編3〜5節)。罪の赦しを与えることのできる方は主以外にはおられないからです。

 聖書の時代、戦いが続く日々において馬を持っていることはこの上なく有利なことでした。それだけに何とか手に入れることができれば大きな喜びです。まさに力の象徴といってもよいものですが、何を以てしても手に入れることができないのが「救い」です。けれども、私たちには確かな約束が与えられています。それが「救いは主による」ことです。主だけが救いを与えてくださいます。

 この世の知恵も英知も勧めも罪や死から人を救うことができません。だからこそ、赦しの確かさを主からいただけることに望みを持つことができるとは、なんと幸いなことでしょうか。

 【祈り】

 主よ、あなたから救いをいただくことを感謝します。いただいた救いの中にますます生かされますように。

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