9月26日(金) エゼキエル41章
更に、拝殿の奥の面まで奥行きを測ると二十アンマ、その横幅も二十アンマであった。そして彼はわたしに、「ここが至聖所である」と言った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書41章4節
エゼキエルが見た都の建物は、新しい神殿の幻でした。青銅のように輝いている人がエゼキエルを神殿の拝殿に連れて行きました。
そこは神殿の中心部になります。青銅の輝きの人は六アンマの測り竿を持っており、その測り竿で建物を測ります。その長さは、3.15メートル程です。そこは既に触れたように、更地ではなく、外壁に囲まれた新しい神殿の建物が建っています。設計図を書いて、更地に杭を打って、設計図に従って測量して建築の準備をするのではなく、幻のうちに示されている建物を測量して、設計図面を書くということのようです。エゼキエルは数字を書きとめ、幻に示された神の新しい神殿を原型とした地上の建物の図面を作るというわけです。神の新しい神殿は、既に幻の中で建てられています。
その新しい神殿の至聖所の中にエゼキエルは案内されました。そこはかつての神殿では契約の箱が置かれ、神が臨在を約束された部屋でした。
大祭司だけが年に一度そこに入り、儀式を行うことができました。エゼキエルでも入ることができなかった部屋です。至聖所の存在は神の臨在を保証します。新しい神殿の再建は、神が再び民と共に住まわれることを約束しています。
【祈り】
主なる神様。主は再び神の民に礼拝の恵みを与えてくださいます。主の礼拝を祝福してください。