リジョイス聖書日課

箴言18章 主の御名のあるところに走り寄る

放送日
2025年9月6日(土)
お話し
風間 義信(仙台教会牧師)

9月6日(土) 箴言18章

主の御名は力の塔。神に従う人はそこに走り寄り、高く上げられる。財産は金持ちの砦、自分の彫像のそびえる城壁。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』箴言18章10-11節

「主の御名は力の塔」と語られています。新改訳では「堅固なやぐら」となっていますが、城壁などの上に造られた高い建物のことです。そこから敵の動きを見張り、攻撃することができました。それだけでなく、同時に、敵の攻撃から身を守り、逃げ込むことができるところでもあります。そこが「主の御名」のあるところです。

主なる神が私たちを守ることができるのは、強い力の持ち主であるからだけではありません。傷ついた者を慰め、癒してくださるところとして「走り寄る」者を招いてくださるからです。そのようにかつてのやぐらは、敵の攻撃などの危険に際して安全を保つ場所として建てられました。そしてそこを見上げるときに、人びとは主のまことの力を仰ぎ見ることができたことでしょう。

それと同じく、キリスト者は神の招きの中に駆け込むことで平安を得ます。十字架にかけられる直前、主イエスは弟子たちにこう言われました。「今までは、あなたがたはわたしの名によっては何も願わなかった。願いなさい。そうすれば与えられ…る」(ヨハ16章24節)。

私たちに真の安らぎを与え、幸いにし、喜びと希望と力を与えてくださる主に身を寄せましょう。

【祈り】

わたしの力の塔なる主よ。走り寄るわたしを御もとに迎え入れてくださり、感謝します。そのあなたの御名をあがめます。