6月22日(日) ルカ8章26-39節
「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書8章39節
ある日、主イエスと弟子たちは、ガリラヤ湖を舟で渡り、ゲラサ人の地方にやって来ました。ここは、まことの神を信じない人びとが住む、異邦人の地域でした。主イエスと弟子たちがこの地に入るとすぐに一人の男が主イエスのところへやって来ました。
この男は長い間、墓場に住んでおり、正気を失っている状態でした。彼は、大声で主イエスにわめきたてました。実は、この男には、たくさんの悪霊が取りついていました。主イエスは、悪霊にこの男から出るように命じました。主イエスに出て行くように命じられた悪霊は、男から出て、豚の群れに入りました。すると、今度は悪霊に取りつかれた豚の群れが湖になだれ込み、おぼれ死んでしまいました。男は、すっかり正気を取り戻しました。主イエスは、家に帰り、神がなさったことを人びとに語るよう、男に命じました。長い期間、社会から隔絶され、正気を失っていた男でしたが、自分の家に帰ることがゆるされました。しかもこの男は、自分が救われたことを人びとに証しすることもできるようになりました。
主イエスは、神から離れ、正気を失い、人との交わりから遠ざかっている人を救い出し、本来いるべき場所に帰してくださいます。今日もこの主イエスに従っていきましょう。
【祈り】
わたしを救い出してくださった神を証しして生きていくことができますように。