4月25日(金) ヨシュア記14章
「今日わたしは八十五歳ですが、今なお健やかです。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記14章10-11節
カレブは四十歳のとき、モーセによって、ヨシュアと共にカナン偵察隊の一人に選ばれました。そしてカナンに入るべきだと報告しました。しかし、ヨシュアとカレブ以外の十人が入るべきではないと報告し、民をも扇動して反対させたため、イスラエルは神の怒りを買い、四十年間の荒れ野放浪の旅が始まったのです(民13、14章)。
しかし、カレブはその後、四十五年にわたって神に従いとおしました。そして八十五歳になっていたのです。それでも彼は言います。「今日わたしは八十五歳ですが、今なお健やかです。モーセの使いをしたあのころも今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります」。
神の約束を信じ、信仰に固く立って勇気ある報告をしたカレブは、荒れ野放浪の四十年にわたって、信仰が守られ、神からの使命を果たし続けることができました。そして八十五歳の今もなお元気に、神の使命を果たせますと告白しているのです。
私たちは人生八十年、九十年の時代を生かされていますが、年齢と共に体力が衰えるとき、賜物を隠してしまう誘惑に陥ります。しかし、信仰者カレブの姿は、神が一人ひとりに相応しい使命を与え、神の力によって今、それを果たすことができる。そのことを私たちに語りかけています。
【祈り】
今与えられている使命をあなたの力によって果たさせてください。