あさのことば

神との関係

放送日
2016年9月6日(火)
お話し
川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 神との関係

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 新約聖書・コリントの信徒への手紙一の13章にこういう言葉があります。
 《わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる》。これは、今の私たちと神様との関係を言っています。神様について、生きている私たちが今知っていること分かっていることは、一部でしかなく、おぼろでしかない、未熟な知り方でしかないということです。
 しかし、やがては全部を知るようになります。ただそれは、天国に行った後ということになります。そうすると、今生きている段階で私たちが神様について知っていることは、一部分であり、未熟であり、おぼろげだということになります。ちょうど、幼い子供が大人の親の考えや思いを全部知ることができないのと同じようなものです。

 そういう関係なので、神様との関係で大事になってくるのは、《信仰と、希望と、愛》ということになります。つまり、知識としては未熟な一部分のおぼろげなものだけれども、それを手がかりにして、あとは信じていく、希望を持っていく、愛していく、それが大事だということになります。

 限りある人間が、無限の存在である神様について、全部を分かろうとするのは所詮無理な話です。ですから、全部分かったら信じるというのは、初めから無理なことなのです。そうではなくて、自分が教えられた点、分かったところを手がかりにして、後は信じていく、希望をもっていく、愛していくということが大事になります。
 そういう信仰、希望、愛に、神様が豊かに応えてくださいます。

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