川杉安美(草加松原教会牧師)
メッセージ: 死んでいたのに生かされた
ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
私が教会に通うようになって悩んだことの一つに、私は本当に救われているのだろうか、ということがありました。確かに信じて救われている人たちがいる。しかし私はどうなのだろうか、と心配でなりませんでした。
ところが、次のような聖書の言葉に出会いました。エフェソの信徒への手紙2章5節「罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かし…‐あなたがたの救われたのは恵みによるのです‐」。魂が死んでいた状態だったのを、ただ恵みによって神様が生かしてくださったということです。
それに関して次のようなたとえがあります。海でおぼれかけている人はまだ死んでいないので、助けてくれと叫んだり、水の中でもがいたりするでしょう。けれどもすっかりおぼれて死んでしまったら、助けてくれと叫ぶことも、もがくこともできません。
そのように、魂が死んだ状態のままなら、自分が救われたいとか、自分は大丈夫だろうかとか、心配することさえしません。けれども、救われたいとか、救いのことが心配になるということは、魂が神様によって生き返らせられたからこそ、そういう反応が出てくるというわけです。
こういう言い方も聖書にあります。キリストを捕えようとしているのは、すでにキリストに捕えられているからだと。(フィリピ3:12)
キリスト教に関心を持ち始めるのも、神様があなたの魂を、死より生かしたからではないでしょうか。
【リモート賛美動画公開中】
こちらからご覧いただけます
讃美歌138番「ああ主は誰がため」をYouTubeで公開しています。チャンネルの登録もお待ちしています。