主の恵みの年を告げる

1月26日(日)ルカ4章14-21節

そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 4章21節

主イエスはいつものとおり、安息日の礼拝で説教をされました。年が変わっても、私たちにはたくさんの取り組むべきことがあります。おそらくどれも大事なことでしょう。その中で、キリスト者の営みの中心は変わりません。それは、主イエスがいつも礼拝されたように、私たちも真実な礼拝をささげ続けることです。

主イエスは礼拝の中でイザヤ書を朗読されました(18節以下)。その御言葉は、イザヤ書の文脈ではイスラエルの人びとの捕囚からの解放を意味します。また、「主の恵みの年」(19節)とは「ヨベルの年」と呼ばれ(レビ25章10節)、すべてのものが解放される年です。すなわち、「主の恵みを告げる」とは「解放を告げる」ことを意味します。

主イエスは、イザヤの言葉が「今日、…実現した」と告げられました。貧しい人、捕らわれている人、目の見えない人、圧迫されている人に救いを告げ知らせて、救いの時代を切り開く人物がご自分であるということです。それは、今主の御言葉を聞いている私たちに、罪の赦しと罪の力からの解放が実現したことを意味します。

主イエスは今も礼拝において臨在し、私たちの罪を赦し、罪の力から私たちを解放してくださるのです。

【祈り】 主よ。ささげ続ける礼拝を通して、今年も私たちに豊かな恵みをお与えください。

関連記事

今人気の記事をチェック