小堀尚美(花小金井教会牧信徒説教者)
メッセージ:一部始終
おはようございます。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。
今週、あさのことばを担当させて頂きます。
今月は一月ですので、「一」の付く熟語を五つ選びました。その熟語に関係のある聖書のお話を、毎日一つずつさせて頂きます。今日は、「一部始終」です。これは、「初めから終わりまで。物事の最初から最後までの詳しい事情すべて。」(三省堂・新明解四事熟語辞典)という意味です。
新約聖書の中にも、「一部始終」という言葉が出てきます。ルカによる福音書24章1節から9節をお読みしますね。「そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。見ると、石が墓のわきに転がしてあり、中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた。
婦人たちが恐れて地に顔を伏せると、二人は言った。『なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。
人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。』そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。」
ここには、イエスが三日目に、死から復活された出来事が記されています。私達誰もが恐れている死を打ち破って復活されたイエス、事の一部始終を告げた婦人達の証言。ここに、希望があります。あなたも、聖書を開いてみませんか。