ヨハネ3章16節 暗闇を歩む人々を招く神の愛
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ3:16)
教会において、「クリスマスおめでとうございます」という特別な挨拶が、クリスマスの朝に交わされます。
聖書に記された、生まれたメシアの姿を目にした人びとは、それぞれに暗闇の中を歩んでいました。メシア誕生の知らせを最初に受けた羊飼いたち。御言葉に触れ、真理を求めて旅を続けてきた東方の占星術の学者たち。彼らは飼い葉桶に眠る乳飲み子という、天使の示したしるしのもとに招かれました。
主が遣わしたメシアとの出会いを約束されていたシメオン。神殿で昼も夜も奉仕し、礼拝をささげ続けていたアンナ。長らく神の民の慰めを祈り続けていた彼らに、メシアの降誕という喜びが示されました。
ヨハネは、真夜中に主イエスを訪ねたニコデモと主イエスの対話をとおして神の愛を示します。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」。この喜びのメッセージに、私たちは招かれています。
世の歩みに疲れ、重荷を負うものを、主なる神は、福音に招かれます。特別な挨拶を交わし合う、喜びの交わりへと、私たちを招かれます。クリスマスの喜びがあなたに豊かにありますように
【祈り】 暗闇を歩む私たちに、あなたの喜びの光を与えてくださり、ありがとうございます。