辻幸宏（大宮教会牧師）
メッセージ： 心の中をご存じである神さま（第十戒）
おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。大宮教会牧師の辻幸宏です。
聖書に記されている十戒には、10の言葉が記されています。最後の10番目の言葉は、「隣人の家を欲してはならない」（出エジプト20:17）です。十戒では、「殺してはならない」、「姦淫してはならない」、「盗んではならない」と語られ、実際に犯罪を行ってはならないと語られています。しかし、最後の第十戒では、「欲してはならない」と、心の中で思うだけでも、同じ罪だと語られています。
神さまは、私たちのすべてを知っておられます。行いばかりか、口から発する言葉、心の中で思っていることも、すべてご存じです。そして私たちは、神さまの前では、何も隠すことができません。そのため私たちは、神さまの前に立つとき、「自分は正しい、罪を犯したことがない」とは語ることはできません。
神さまは、私たちに罪があり、弱さをもっている人間であることを受け入れ、神さまに、私たちのすべてを明らかにすることを喜んでくださいます。そして、私たちに与えられているものに満足して生きることを、神さまは求めておられます。