レビ26章 わたしはあなたの神、主である
あなたたちは偶像を造ってはならない。…それを拝んではならない。わたしはあなたたちの神、主だからである。(レビ26:1)
26章には、偶像礼拝に対する厳しい戒めと呪いが記されています。たいへん厳しく感じられますが、それほどに偶像礼拝は神が嫌っておられることなのです。
旧約聖書によると、神がイスラエルの民に厳しい裁きを行うところには必ずと言ってよいほど偶像礼拝がありました。それだけ人びとが陥りやすい誘惑が偶像礼拝で、神が最も警戒されていることだったのです。十戒においても、最初にこのことが取り上げられています。
なぜ、それほどに偶像礼拝がしりぞけられるのでしょうか。主なる神は、「わたしはあなたたちの神、主である」とおっしゃいます。それは、私たちが神の被造物であることを意味します。また、私たちが神のために生きる存在であることも意味します。そして最も大切なことは、神が私たちを愛しておられるということです。
神に背いて偶像を拝むことは、私たちが神のものであることを放棄することであり、また神の愛を拒むことでもあります。また、それは神が人をお造りになった創造の目的から大きく外れることでもあります。
きょうも神の創造の目的に沿って、神のご栄光を現す一日となりますよう祈ります。生活の中で神を神として歩んで参りましょう。
【祈り】 わたしの神であり、主であるあなただけを礼拝することができますようにお祈りいたします。