村田寿和(羽生栄光教会牧師)
メッセージ: 神の国を宣べ伝えるイエス
いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
イエス様は、洗礼者ヨハネが捕らえられた後、ガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えました。「福音」とは、「良き知らせ」のことです。その昔、「王の即位の知らせ」や「戦いの勝利の知らせ」を、「福音」と言いました。イエス様は、王に即位した御方として、また、悪魔の誘惑に勝利した御方として、神の福音を宣べ伝えるのです。
イエス様はこう言われます。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:15)。イエス様が「時は満ち」と言われるとき、それは、「神の約束の時」のことです。神様は、アブラハムの子孫から、また、ダビデの子孫から救い主を遣わすと約束しておられました。その神の約束の時がご自分において満ちたと、イエス様は言われるのです。
またイエス様は、「神の国は近づいた」と言われます。「神の国」とは、「神の王国」のことです。当時の人々は、神様が王として支配する神の国を待ち望んでいました。イエス様は、ご自分において、神の国は来たと言うのです。
この後イエス様は、人々から悪霊を追い出し、人々の病を癒されます。それは、イエス様において、神の国がすでに来ていることのしるしであるのです。ですからイエス様は、「悔い改めて福音を信じなさい。神のもとへ立ち帰って、私を信じなさい。」と言われるのです。