石原知弘（東京恩寵教会牧師）
メッセージ： み国を来らせたまえ
おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
皆さんには、行ってみたい国があるでしょうか。世界中には、たくさんの魅力的な国があります。海外旅行が趣味で、すでにいろいろな国に行ったことがあるという方もおられるでしょう。他方で、「お金や時間も必要だし、行きたくてもなかなか」という方も少なくないかもしれません。
イエスさまが教えてくださった「主の祈り」には、「み国を来らせたまえ」という言葉があります。自分が行くのではなく、国のほうが来てくれるように、という願いです。もちろん、海外旅行の話ではありません。世界地図には出ていない「み国」、すなわち、神さまが王としておられる「神の国」が来ますように、という祈りです。
外国の人がやって来ると、その人の国そのものが来たように感じることがあります。私は以前、オランダに住んでいたことがあるのですが、オランダの人が日本に来られて、オランダ語で話しかけられ、オランダらしいお土産をもらうと、その空間がまるでオランダになったように感じます。そのように、神さまが来られ、神さまがともにおられるところは、神の国になります。
この神の国の恵みを経験してみてください。海外旅行のように、お金や時間が必要ということはありません。ただ信じて祈ることです。「み国を来らせたまえ」、このひと言で、世界のどこにいても、そこは神の国となるのです。