エフェソ1章 まず神を知ることから
どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、心の目を開いてくださるように。(エフェソ1:17-18)
私たちは今、さまざまな情報に取り囲まれています。広い知識がないと時代から取り残されてしまうと思う時があります。
この手紙が書かれた当時も「知恵」や「知識」を重んじていたグループがありました。崇高な知識に達した人が尊敬され、救われるとさえ言われていました。「え、そんなことも知らないの」という、人を分け隔てる言葉は、いつの時代にも存在するようです。
しかし、私たちはまず「神を深く知ること」から徹底的に始めなければなりません。きょうの御言葉はそのための祈りです。この出発点がぶれてしまうと、さまざまな情報から得た知恵や知識は、自らを傲慢にさせます。人を分け隔て、容易に人を裁いてしまいます。
神を深く知ることは、神の似姿として造られた自らを知ることと結びつきます。そしてそれは、人を人として知ることにつながります。だからこそ、「心の目を開いてくださるように」との聖霊を求める祈りが欠かせないのです。神との命のつながりをまず祈り求めましょう。
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