3月29日(日) マタイ27章11-56節
百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、…「本当に、この人は神の子だった」と言った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』マタイによる福音書 27章54節
主イエスは、父なる神の御怒りを全存在でお受けになりました。遂に、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と絶叫して息を引き取られました。主イエスは、このようにして旧約時代の人びとから今を生きる私どもまで、全人類の罪を完全に贖ってくださったのです。
その証拠として、父なる神は神殿の垂れ幕を上から下へと引き裂かれました。主イエスを門とする至聖所の扉が開き、今や誰もが、主イエスを通って、父との交わりを許されます。
マタイは、大地の揺れと岩が裂けたことを記して、かつてシナイ山でモーセに現れた主なる神が、今この場所に現れたこと、旧約聖書が主イエスによって完成されたことを力強く告げているのです。
当時、復活は世の終わりに起こるとされていました。しかし、マタイは十字架こそ世の終わりの始まりだと告げます。聖なる神の御前に招き入れられ、復活の証人となった人びとは、その先取りです。何よりも、救いに最も遠く、敵であるはずの異邦人、しかも手を下した当事者たちが、皇帝ではなく主イエスを神の子と告白します。証人としての価値を否定されていた女性たちの活躍も予告します。
【祈り】
主よ世界はまるで何も変わらず、古い時代のままのようです。どうぞ、十字架の福音によって私たちの眼を開いてください。新しい時代の幕開けの証人として用いてください。









