5月2日(金) ヨシュア記18章
「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記18章3節
カナンの地は神の民イスラエルの嗣業、相続地です(創12章7節)。神が与えると約束された土地です。主を信じ、御言葉に忠実に従って、戦うことによって獲得できる土地です。主の憐れみにより征服が終わり、配分が進みます。そのような中、規模が大きいヨセフ族の信仰の弱さに影響される部族が出てきました(17章参照)。それはまだ嗣業の土地の割り当てを受けていない七つの部族です。
カナン全土を平定したとしても、戦うべき敵はまだ多く残っています。彼らは、いつまでもためらって動こうとしません。戦いに疲れ、相続地を受け継ぐ気迫や勇気に欠けていたと思われます。神の民の弱さと欠けが日常生活にあらわれてきたのです。
指導者ヨシュアは、「主が既に与えられた地を取りに行くだけなのだ」と神の約束を語ります。神の約束は必ず実現する。その恵みを体験させようと、調査隊を派遣します。
約束の実現がはっきり見えないこともあるでしょう。けれども、聖書は契約の書です。神の約束は必ず実現します。主の日の礼拝を中心に信仰生活を共に歩み続けましょう。私たちのために「用意されている国を受け継」ぐことが、神からの最大の祝福です(マタ25章34節)。
【祈り】
主よ、どうか、心の目を開いてください。神の招きにより、どのような希望が与えられているか、悟らせてください。アーメン