4月1日(火) ヨシュア7章
「イスラエルの人々は、滅ぼし尽くしてささげるべきことに対して不誠実であった。…主はそこで、イスラエルの人々に対して激しく憤られた。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨシュア記7章1節
世の中では、今日はエイプリルフールで、公然と嘘をついてよい日とされています。そのような日だからこそ、キリスト者として歩むことについて改めて考えてみましょう。
ヨシュア率いるイスラエルの人びとは、主なる神の主権的な御業によってエリコを攻略しましたが、続くアイの第一回目の攻略には失敗しました。それは、ユダ族のアカンが、滅ぼし尽くしてささげるべきものの一部をごまかして自分のものとしたからです。その罪の結果がイスラエル全体に及び、主なる神は激しく憤られ、イスラエルは敗退したのでした。
ところで、ウェストミンスター小教理問答は問84で、「すべての罪は、この世においても、来るべき世においても、神の怒りと呪いに価します」と教えます。主なる神は、「すべての罪」に憤られる方です。神は、アカンの罪を他の罪よりもいっそう邪悪なものと判断なさり、激しく憤られ、厳しい裁きを与えられたのでしょう。
私たちキリスト者は、主なる神の主権的な救いの御業によって罪の奴隷状態から贖われ、主イエスのものとされています。主イエスのように神を畏れ、この世に倣うことなく、何が神の御心に適うことであるかを聖書の御言葉からわきまえ知り、実践しましょう(ロマ12章2節)。聖霊の助けをいただいて。
【祈り】
主よ、あなたのものにふさわしく、この世の中を歩ませてください。