心を尽くして主を愛する難しさ

1月29日(水)申命記13章

あなたたちの神、主はあなたたちを試し、心を尽くし、魂を尽くして、あなたたちの神、主を愛するかどうかを知ろうとされるからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 13章4節

心を尽くし、魂を尽くして主なる神を愛することは、いかに困難で厳しい道でしょうか。

預言者や奇跡を行う者たちが現れ、そのとおりになったとしても、それが主を愛することにならないのであれば従ってはならない。自分の家族、とりわけ、愛する妻や親友からの言葉であっても心動かされてはならない。主への愛から引き離そうとする者は、たとい家族であろうと同胞であろうと絶たねばならない、と。

先にカナンの地の諸民族を除き去るよう命じられたように、ここでは同族の中からも試みる者を除くことが命じられているのです。逆に言えば、人間は、目に見えること(占いや奇跡)や、家族や同胞からの誘惑に弱いということです。

考えてみれば、目に見えることに迷わされ、愛する者の言葉を拒否できずに、人類の先祖は堕落したのでした。いつの時代でも、地上のものに迷わされるか、目には見えなくともわたしの救いの神のみを愛するかは、究極の選択です。

しかし、人間は、強くありません。もし人間が真に神を愛するものへと変えられるとすれば、「ただ主に仕えよ」との御言葉をもって悪魔に打ち勝った方(マタ4章10節)と、聖霊の働きによるのみです。

【祈り】 神様、何よりも誰よりも、心を尽くしてあなたを愛する愛を、私たちに与えてください。

関連記事

今人気の記事をチェック