「神の家」を治められる大祭司イエス

1月22日(水)ヘブライ3章

モーセが神の家全体の中で忠実であったように、イエスは、御自身を立てた方に忠実であられました。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 3章2節

天上の礼拝に仕える霊である天使にまさる主イエスは、また、契約と律法の仲介者モーセにまさるお方です。それは、「神の家」である教会のために、天において忠実な大祭司であられ、「試練を受けている人たちを助けること」を成し遂げてくださったからです(2章18節)。

教会が「神の家」と呼ばれるとき、それは、会堂のような堅固な建物のことを指しているのではなく、むしろ、荒れ野の旅路の中で、神の臨在を指しています。ヤコブは、孤独な旅路で野宿したとき、神の約束を天と地をつなぐ階段の夢の中に示されたとき、深い畏れの中で言いました。「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ」(創28章17節)。神の臨在を示され、深い畏れを覚えて、言いました。

主が召されたモーセに導かれて、エジプトでの苦しみから救出された契約の民は、荒れ野での試練を経ねばなりませんでした。そのとき、主は、民に「先立って進み、昼は雲の柱…、夜は火の柱をもって」民を照らされ、「昼も夜も」行進することができました(出13章21節)。このように、天において大祭司イエス・キリストは、この地を歩む諸国民と共に歩み、神の家であるご自身の民である教会を守り導いておられます。

【祈り】 主よ、地上の教会の歩みを、あなたが共におられて、導いてください。

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