喜びを与えてくださる主

1月19日(日)ヨハネ2章1-11節

イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 2章11節

結婚式は喜びが溢れるところです。主イエスがカナの婚礼に出席されました。当時の婚礼は1週間くらい宴会が続きます。その宴席で困ったことが起こりました。ぶどう酒がなくなったのです。ぶどう酒は喜びの象徴です。喜びの婚礼に暗い影が差し込んできました。そのとき、主イエスが水をぶどう酒に変えてくださったのです。この御業は、主イエスがなさった最初のしるしでした。

これは主イエスが私たちの人生に喜びを与えてくださる救い主であることを示しています。婚礼の最中にぶどう酒が途切れたように、私たちの人生の喜びが途切れることがあります。信仰が揺らぐことや、病気や事故、人間関係の問題もあるかもしれません。さまざまな場面で人生に暗闇の影が差し込んで来ます。しかし、宴席で主が水を極上のぶどう酒に変えてくださったように、人生において私たちの喜びが途絶えそうになるとき、今も、主は大きな喜びで私たちを喜ばせてくださる方です。

この最初のしるしは、やがて来る「わたしの時」(4節)の前触れです。それは、十字架と復活の時を指し示しています。主イエスが来られたのは、その喜びを与えてくださるためなのです。十字架による罪の赦しと復活の希望によって私たちの悲しみを喜びに変えてくださるのです。

【祈り】 主よ。今週も喜びの源であられるあなたと共に歩ませてください。

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