ただ主の愛による神の選び

1月14日(火)申命記7章

あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 7章6節

モーセは、イスラエルの民に、主なる神への徹底的な献身を求めています。それは、いっさいの妥協を廃した献身です。

彼らがこれから暮らすことになる約束の土地は、決してまっさらな無人の土地ではありませんでした。すでに、彼らよりもすべての点においてはるかにまさる諸民族が支配している土地だったのです。

そのような場所に、なぜわざわざ入って行かねばならないのでしょうか。それは、神がかつて彼らの先祖アブラハム・イサク・ヤコブに約束した土地だからです。神は、ただその約束を果たすために、必ず彼らにその地を与えると言われるのです。

しかし、それは、決して彼らが数の多いすぐれた民だからではありません。むしろイスラエルはどの民よりも貧弱な民でした。主なる神がイスラエルに心惹かれたのは、ただ彼らに対する「愛」のゆえです。

この神の驚くべき愛は、御子イエス・キリストにおいて、民族を超える愛として示されました。なぜ私たちが神の民とされたのか。理由などありません。ただ神が、私たちを一方的に愛してくださったからです。

このお方に、私たちも脇目をふることなく、まっすぐに従って行きたいものです。

【祈り】 取るに足らない罪人をも愛してくださるあなたに、まっすぐにお従いできますよう強めてください。

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