エレミヤ48章 人間の高ぶりの中で主にへりくだる

エレミヤ48章 人間の高ぶりの中で主にへりくだる

我々は、モアブが傲慢に語るのを聞いた。
甚だしく高ぶり、誇り
傲慢に、驕り、慢心していた。(エレミヤ48:29)

モアブは、旧約聖書の中でイスラエルの古くからの隣国であり、同時にイスラエルと争いを繰り返してきた相手です。今日の箇所では、このモアブに対する主の裁きが語られています。主ご自身がモアブを砕くことが明らかにされるのです(38節)。

なぜでしょうか。モアブにはケモシュという守護神があり、そのような偶像を彼らは拝んでいました。さらにその中で、彼らはとても豊かで力を持ち、栄えていたようです。

しかし、彼らはそのような自分の業と富に頼ってしまったために(7節)、どこまでも自分自身を誇る歩みに陥ってしまいました。甚だしい高ぶり、誇り、傲慢、驕り、慢心、とあらゆる高ぶりがモアブに対して警告されています(29節)。結果的にモアブは、まことの神、主よりも、自分自身を偉大なものとしてしまったのです(42節)。高ぶりの罪は、私たちにとっても他人事ではありません。私たちも日々の些細なことを過度に喜んで、主に対して高ぶることがあるのではないでしょうか。

クリスマスに与えられた救い主は、限りなくへりくだられた方でした。それは私たち罪人をへりくだりに導くためです。そして、主を主として生きるためです。そこに、私たち罪人にとっての真の回復があります(47節)。

【祈り】 御子イエスを通して、私たちを御前にへりくだらせてください。

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