エレミヤ47章 恐るべき主の裁きの中で
ペリシテ人をすべて滅ぼす日が来る。
ティルスとシドンは最後の援軍も断たれる。
主がペリシテ人を滅ぼされる
カフトルの島の残りの者まで。(エレミヤ47:4)
ペリシテ人は、聖書の中でも古くから力を振るった民族ですが、このペリシテ人にも主の裁きが預言されます。彼らは主なる神以外の神々を拝んでいました。しかし、主なる神こそが、この世界で最も力ある方であることが示されています。
ペリシテの町が攻め込まれる中で、町には人びとの叫びと悲鳴の声が上がると言われます。また、あまりの恐ろしさに父親も気力を失い、子どもたちを顧みなくなる現実も語られるのです(3節)。
主は「ペリシテ人をすべて滅ぼす」と言われ、主の剣が静まることなく、ペリシテ人に向けられる様子が具体的に語られています。このような箇所を見るときに、私たちは主なる神への恐れを覚えずにはおれないのではないでしょうか。聖書が語る主なる神の裁きは恐るべきもので、私たち人間はその方の前に無力な者であることを思わされます。
私たち一人一人も、主の前に裁きに値する罪人です。しかし、主なる神は、クリスマスに愛する独り子イエス・キリストを地上に与えてくださり、この方が十字架上で罪人が受けるべき裁きをすべて引き受けてくださいました。だから私たちは、恐れと深い喜びをもって、この方のもとに逃れるほかはありません。
【祈り】 私たちの裁きをすべて引き受けられた十字架のキリストを与えてくださり、感謝いたします。