ヨブ8章 神に訴えるヨブ
いつまで、そんなことを言っているのか。
あなたの口の言葉は激しい風のようだ。(ヨブ8:2)
ヨブの言葉を聞き、ビルダドは、「激しい風のようだ」と言いました。止めどなく湧き出る強い口調から、ヨブの苦悩が伝わってきます。
「試練の時、ヨブ記に慰められました」と言う方がいました。試練は、父なる神の御計画であり、出口も必ず用意されていると信じてはいても、耐え難い痛みや悲しみに呻くとき、ヨブがその思いを代弁してくれるからです。
ヨブは神を「あなた」と呼び、思いの丈をぶつけました(7:17,20-21)。ここに、私たちは助けと慰めを見出します。
「いつくしみ深き」と同じメロディの、聖歌607番「罪とがをにのう(担う)」の2節を味わいたいと思います。
「試みの朝
泣き明かす夜
気落ちせずすべて
打ち明けまつれ
我らの弱きを
知れる君のみ
我らの涙の
源を読みたもう」©中田羽後(教文館)
主イエスは、私たちの涙の源、流れ来る所をご存じで、私たちが御もとに来るのを待っておられます。