詩編45編 喜びの信仰生活
彼女は王のもとに導かれて行く
おとめらを伴い、多くの侍女を従えて。
彼女らは喜び躍りながら導かれて行き
王の宮殿に進み入る。(詩編45:15-16)
この詩は、王の結婚式の歌です。2節から10節までで王を賛美し、11節から17節までで、王妃への勧めと祝福の言葉が記されています。
その中で7節、8節はヘブライ人への手紙1章8、9節で、キリストを指すものとして引用されています。また、結婚は、旧約時代から神と神の民の関係のたとえに用いられてきました。それで、キリスト教会ではこの詩を、キリストとその教会の関係の歌として理解してきました。キリストとその教会の関係は、愛による結びつきなのです。
花嫁には、「あなたの民とあなたの父の家を忘れよ」(11節)と勧められます。
かつての異教の宗教や習慣を捨てて、キリストに従うようにという勧めです。
きょうは主の日です。主の日の礼拝は、キリストとご自身の教会との婚礼の前味とも言えるでしょう。異教の世からあらためて呼び集められ、キリストから義の衣という衣装が与えられ、御言葉、祈り、賛美によってキリストと豊かな時を過ごします。信仰生活は婚礼の喜びにたとえられるものなのです。
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