創世記46章 共に歩み続ける神
ヤコブの腰から出た者で、ヤコブと共にエジプトへ行った者は、ヤコブの息子の妻たちを除けば、総数66名である。エジプトで生まれたヨセフの息子は2人である。従って、エジプトへ行ったヤコブの家族は総数70名であった。(創世記46:26-27)
ヨセフの物語は、父ヤコブの家庭の物語でもありました。父ヤコブは、兄エサウの怒りを買い、ただ一人伯父ラバンを頼って旅に出ました。その時彼はたった一人でした。孤独なヤコブに神は、神がヤコブと共にいること、子孫を増やし再び父祖の地に連れ帰ることを約束します。
ヤコブの生涯の終盤になって、たった一人だったヤコブは七十人以上の家族と共にありました。失ったと思った息子ヨセフは神の導きのうちにあり、再び父のもとに取り戻されました。神はかつての約束を忘れることなく守り続け、実現してくださったのです。
さらに、ヤコブには改めて約束が与えられます。今、神の導きによって、約束の地からエジプトへ向かうヤコブに、神は「わたしがあなたを必ず連れ戻す」(4節)とおっしゃいます。まさに、ヤコブの生涯は神の約束の実現の中、その導きと祝福の中にありました。
これはヤコブだけの物語ではありません。私たち神の民がすべてこの祝福の中にあることを、私たちは知っています。
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