創世記25章 神の祝福の相続人
「二つの国民があなたの胎内に宿っており
二つの民があなたの腹の内で分かれ争っている。
一つの民が他の民より強くなり
兄が弟に仕えるようになる。」(創世記25:23)
族長アブラハムとサラ亡きあと、創世記は、神の祝福を受け継ぐ独り子イサクとリベカに筆を移します。父母と同じように息子夫婦も、20年近く子供に恵まれませんでした。しかし先代と違って、養子や代理母によって子を得ようとは考えず、イサクはリベカのためにひたすら祈り続けました。その忍耐強い祈りが聞き上げられ、妻の懐妊を知った夫は安堵したことでしょう。あとは妻が息子を無事に生んでくれれば、願ったり叶ったりでした。
しかし、子供たちが胎内で押し合い、リベカは御心を尋ね、神はお答えになります。「必ず双子が生まれる」と。しかも「兄が弟に仕えるようになる」と。兄が弟に仕えるという、誰も予想しなかったことが、神のご計画の中にありました。
人間の欲求や信念を退けて、神の永遠のご計画が成就してゆきます(ロマ9章6〜12節)。その現実を受け止めることが、祝福を受け継ぐことです。私たちも、そのような神の祝福の相続人に召されています(ロマ8章16-17節)。
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