アブラムが99歳になったとき、主はアブラムに現れて言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、あなたをますます増やすであろう。」(創世記17:1-2)
神の約束に信頼して待つことができず、人間的な策を弄してイシュマエルが生まれた時、アブラムは86歳でした。その後、家族の複雑な関係の中で、13年の歩みが続きます。
長い沈黙を破り、主は99歳のアブラムに再び語りかけられます(1、2節)。全能の神ご自身が、身を低くされ、再びアブラムと契約を立てられます。そこで、「多くの国民の父」となる祝福の約束を受けた彼に、「アブラハム」の新しい名が与えられます。この「永遠の契約」のしるしとして、彼とその子孫は割礼の義務を負います。さらに神は、彼の妻を祝福して、新しい名前「サラ」を与え、一人の息子の誕生を約束します。
これを聞いたアブラハムはひれ伏しながらも、自分たちの高齢のゆえに「笑って」ひそかに神の祝福の約束を疑うのです。
しかし神は、アブラハムの疑いにもかかわらず、ご自身の立てられた契約を実現していかれます。そこで求められるのは、へりくだって、神に従って歩むことです。
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