月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月31日(月)

フィリピ3章 目標を目指して一心に走る

なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。(フィリピ3:13-14)

 パウロはキリスト者の生活を、競技の例えを用いて述べています。彼が「後ろのものを忘れ」と言っているのは、神の恵みなどの必要なものは忘れてはならないが、不必要なものを忘れるという意味です。

 不必要な後ろのものを忘れるとは過去の罪を忘れることです。罪をいつまでも気にして考え込んでいることは、霊的には不健康な状態です。
また「後ろのもの」に、これまで自分がキリストのために成し遂げてきた過去の成功や業績などを含めて、パウロは考えていたのかもしれません。

 ここでパウロが「目標」と語っているのは、どういう意味でしょうか。それは、キリストがきよくあられるように、自分をきよくすることです。言い換えれば、キリストに似た者になることを望み、自分を整えていくことです。

 新しい年も、私たちの生活の全領域を主ご自身に支配していただき、目標を目指してひたすら走り続けようではありませんか。

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