月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月13日(木)

黙示録22章 秘密にしておいてはならない

また、わたしにこう言った。「この書物の預言の言葉を、秘密にしておいてはいけない。時が迫っているからである。」(黙示録22:10)

 大切な警告が天使によって語られます。「預言の言葉を、秘密にしておいてはいけない」と。終わりの時が切迫しているからです。黙示録の言葉を隠し、封印しておくのではなく、公に告知しなさいという命令です。そこでヨハネは、幻と言葉を書き記して小アジアの諸教会へ送りました。黙示録は、使徒の権威をもって教会に公に送られた書簡です。

 黙示録は分かりにくいから説教しないと言う牧師もいます。しかし、教会が黙示録を説教しないために、多くの異端やカルトが自分勝手な解釈を施して奇っ怪な説を本当のように語っています。迫り来る迫害と苦難に対処するためにも、黙示録が教えることを明確に語らねばならないのです。それが教会の大切な使命です。

 黙示録は終末の到来を明確に語ります。信仰者は黙示録により、「主よ、来てください」と、終末を意識して生きるのです。終末信仰なき生活は、刹那的、放縦の生活となります。日常生活の中で、終末に備えるべきことを黙示録はキリスト者に教えています。

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