月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月20日(木)

ルカ23章 今日わたしと一緒に楽園にいる

そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。(ルカ23:42-43)

 何ということか、罪なき神の御子が、二人の犯罪人と一緒に十字架にかけられました。二人のうちの一人は最後まで主イエスをののしり続けました。もう一人も初めのうちは同じようにしていました(マタ27章44節)。しかし十字架にかけられたキリストを仰いで心が変えられました。主イエスの聖さや威厳を目の当たりにし、己の罪深さを悟ったことでしょう。主の執り成しの祈り(34節)もありました。彼の小さな信仰の告白に主は答えられます。「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」

 何の善き業もなしえなかった者が、こうして主の救いにあずかりました。しかも楽園に入るのは、世の終わり、御国の完成の時になってからではありません。死の直後、今日という日に楽園に入れられます。

 ここに死を迎える信仰者の福音があります。これは、主イエスご自身が死を迎える直前に、お語りになられた真実な言葉です。私たちはこの主の言葉の真実に全幅の信頼を置き続けたいのです。

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