月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年4月21日(土)

ヘブライ2章 試練を受けて苦しまれたからこそ

事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。(ヘブライ2:18)

 「試練」は「誘惑」とも訳せます。主イエスは、公生涯のはじめに荒れ野に導かれ、悪魔から誘惑を受けられました。しかし、主イエスはこれらの誘惑を御言葉によって退け、神への徹底的従順の道を歩まれました。

 世界には試練と誘惑が満ちています。病や不慮の事故や災害があります。隣人とのいさかいや家庭の不和が私たちを苦しめます。そして最後に死という最大の試練を通らなければならないのです。そのようなときに、私たちの従順が試されます。

 主イエスは私たちと同じ人として生まれ、この世に生き、そして十字架という最大の試練をお受けになりました。一度死んで、そして復活されました。

 主イエスは神の子であり救い主です。しかし同時に私たちの友でもあります。なぜなら私たちと同じ試練に遭われ、弱さをすべてご存じだからです。試練の苦しみを自らのこととして担ってくださるからこそ、私たちの主として共におられるのです。

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