いかに幸いなことでしょう
あなたに選ばれ、近づけられ
あなたの庭に宿る人は。
恵みの溢れるあなたの家、聖なる神殿によって
わたしたちが満ち足りますように。(詩編65:5)
神は、私たちには本来近づき得ない、聖なるお方です。神の前では、私たちは自らの罪の汚れに圧倒されるほかありません(4節)。しかし、神の自由な選びにより、私たちのような罪人も、御許に招かれ、赦され、救われます。
そこに生まれる感謝が、賛美・信頼・喜びを生み出します。神の家にあって私たちの第一のわざは、賛美することです。神の「庭」に集うことを許された身の「幸い」と魂の満ち足りる喜びを覚えながら。
この救いの神は、御力をもって山々を固く据え(7節)、荒れ狂う海の混沌を鎮める(8節)創造の神です。また、世界の美しさを保持し、肥沃と豊穣をもたらす勤勉な農夫でもあられます(10節以下)。
このお方は、地の果てに至るまでの全世界の人びとからの賛美(9節)と、生きとし生けるものすべての喜びの叫びとを受けるにふさわしいお方です(14節)。この詩編が歌う、ほとばしるほどの神への集中は、礼拝し祈る私たちへの激励です。私たちは、宇宙を満たす「喜びの叫び」に、礼拝において声を合わせます。
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