月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月11日(木)

黙示録15章 勝利した人々

わたしはまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた。彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。(黙示録15:2-3)

 15章から、世界に終わりをもたらす七つの災いの幻が始まります(1節)。打ち続く災いの果てに、神に背く世界は終わりを迎えます。

 この恐ろしい幻に先立ち、ヨハネに示されたのは、美しい天国の光景でした(2節〜4節)。信仰を守り通した人びとがガラスの海(澄み渡る大空)の岸辺に立ち、全能の神を賛美しています。この世界に災いが続き、暗闇が世を覆っているように思える時も、信仰者は、その後に続く天国の光景を心に刻んで歩むように、励まされているのです。

 信仰を守り通した人びとは、「勝った者たち」(2節)と呼ばれています。彼らは獣(13章の悪魔的国家)に勝ちました。殉教を恐れず信仰を守り通しました。迫害で殺され、敗北者のように見えたとしても、彼らは勝利者であり、世の終わりには神を賛美する幸いを味わいます。

 主の日の礼拝で、私たちはこの天国の美しい光景を映し出すのです。どんな災いのなかを通ったとしても、信仰を守り通して主を賛美するなら、私たちはその一週間の勝利者であり、天国への道を歩いているのです。

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