月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月5日(木)

マタイ22章 捨てる勇気

王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。(マタイ22:3)

 王は、婚宴に人を招きます。ある人はその招きに応じるよりも、自分の畑を耕す方を選びました。婚宴どころではない、何よりも自分の生活だという論理です。これにはさすがに王様も怒りました。当然です。その人は王の気持ちを全く理解していないのです。

 このたとえは、他人事ではありません。招きの言葉は耳に入っているのに、今日は自分の務めがあるからと言って、その言葉を脇に置きます。神様の言葉を聞くことは、後回しにされてしまいます。

 「福音とは招きである」と言われます。そこで、それに応じるか否かが即座に問われます。自分のためだけに生きる人にとっては、自分に方向転換を迫るその招きの声は迷惑に響きます。

 神様の招きに応じる時に、捨てることが必要です。以前から着てきた古い人を脱ぎ捨てて、神にかたどって造られた新しい人を身にまといます。今まで着ていた服にこだわる必要はありません。神の前に捨てる勇気、思い切って裸一貫になれる信頼、そこに私たちは招かれています。

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