おはようございます。綱島教会牧師、小宮山裕一です。
待ち望め。聖書の中にある語りかけです。「主を待ち望め、雄々しくあれ、心を強くせよ、主を待ち望め。」(詩編27:14)。待ち望むというのは期待して待つことです。聖書には積極的に求めなさいという促しがあります。それと共に、待ち望むようにという促しもあります。どちらも大切なことではないでしょうか。
私たちは、自分の思い通りにいかないと、結果を求め急ぎがちです。苦しい時やつらい時など、なおさらそうではないかと思います。もうどうしようもない、と絶望してしまうこともあるでしょう。そのような状況におかれたときにこそ、神様に期待せよ。神様は決して見捨てない。それが聖書のメッセージです。誰も味方がいないとおもわれるような状況においても、主の助けが確かにある。これこそ、聖書の約束です。
救いの神よ、わたしを離れないでください、見捨てないでください。父母(ちちはは)はわたしを見捨てようとも、主は必ず、わたしを引き寄せてくださいます。(同27:9-10)
主を待ち望む私たちを神様の方から引き寄せてくださる。たぐりよせてくださる。そして、平安の中で生きることができる。神を信じる幸いは、この安心をいただくところにあります。自分には限界がある。しかし、このお方には限界がない。この神様に期待しつつ、待ち望むことは私達に生きる力を与えます。この神様に期待しつつ、神様を待ち望んでいただきたいと思います。