おはようございます。綱島教会の小宮山裕一です。今日は日曜日です。皆様の上に主の祝福がありますようにお祈りします。
「わたしたちの本国は天にある。」(フィリピ3:20)パウロの有名な言葉です。そうなると、この地上での生涯は異国の地での旅路ということになります。旅について、作家の村上春樹がこのように言っています。
旅においては物事は予定通りに順調には運ばない。…上手く運ばないからこそ、我々はいろんな面白いもの・不思議なもの・唖然とするようなものに巡りあえるのである。そしてだからこそ、われわれは旅をするのである。(村上春樹著『雨天炎天』新潮文庫)
旅とは思ってもみないこと、考えられないことに出会うこと。そしてそれが旅の魅力だというのです。このように思ってもみないことが後になって思い出となることもあるでしょう。家の中にいる快適さを捨てて旅にでるのは、この出会いの素晴らしさを私達が知っているからではないでしょうか。
私達の地上の旅においても、思いもよらないことが起こります。でも、そこにこそ旅の魅力がある。私達は神の国を目指して旅をします。思いもよらないことがあるでしょう。壁にぶつかることもある。でもその先にすばらしい景色が広がっている。何よりも、私達には共に旅をする仲間が与えられている。聖書は旅の地図のようなものかもしれません。旅を支える道具もちゃんと、神様が用意してくださっている。何よりも、イエス様が共にいてくださる。
さあ、主の御国を目指す旅を今週も続けましょう。