おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の長田と申します。
私はかつて、刑務所に行って、聖書のお話をさせていただいていたことがあります。ある時「私たち人間は罪人なのです」といった話をいたしました。
すると、聞いていた方が、「その通り、私たちは、法律に触れるようなことをしたからここにいるんだ」とおっしゃいました。「けれども、仕方なくてやったこともあるし、仲間のためにしなければならなかったこともあるんだ。世間的には罪でも、それは自分たちにとっては悪いこととは思えない」ということでした。
確かに私たちは、なんの理由もなく悪いことを行うのではありません。「必要悪」などという言葉もあります。けれども聖書は「しても良い悪いこと」などはないことを指摘します。なぜなら、罪は神様に背をむけること、神様から遠ざかることだからです。私たちは神様によって作られ、命を与えられております。神様に背をむけることは、私たちが私たちの命を捨ててしまうことなのです。
神様は私たちが生きる者として造ってくださり、幸いに生きることができるように願っておられます。神様のところに帰ることができるように、神様の方を向くことができるように、願ってまいりたいと思います。
聖書をお読みいたします。「主は我々にこれらの掟をすべて行うように命じ、我々の神、主を畏れるようにし、今日あるように、常に幸いに生きるようにしてくださった。」(申命記6:24)