おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の長田と申します。
今週、このあさのことばでは、罪ということについて考えてまいりたいと思っています。
私たち人間はみな罪人であるというのが、聖書の教えているところです。聖書は「わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。」と私たちの状況を指摘しています。私たちは良いことを願っていないわけではないのです。にもかかわらず、良いことをできないのが問題なのです。
どうしてそんなことになってしまうのでしょうか。そもそも私たち人間は、自分のことを大切にし守ろうとする心があります。その心自体は悪いことではありません。むしろ自分を大切にしようとする心は、私たちが生きていくために欠かすことができないものです。けれども、私たちは神様や、周りの他の人よりも自分を大切にしてしまいます。時には、手段を選ばずに自分の利益を求めたりしてしまうのです。それが私たちの罪の状態なのです。
イエス様でさえ、自分を犠牲にして私たちを罪から救おうとするときに悩み苦しみました。イエス様が私たちと異なるのは、その悩みの中で、自分を優先するのではなく、神様の意思を優先することを願ったということです。私たちはそのイエス様の信頼の姿をみならっていきたいと願います。
悩みの中にあるイエス様が祈られた祈りの言葉をお読みします。「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに。」(マタイ26:39)