ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
しばらく前、大手の電機メーカーが、裁量労働制を廃止する決定を下していたことがニュースになりました。働くことの対価である報酬を高く設定する代わりに、残業代が支払われない。なおかつ自分で仕事の内容をコントロールすることができる。高い報酬を得ながら自分で働く時間や内容もコントロールできるとなれば、こんな楽しい働き方はありません。しかし報道によればこの働き方によって、自殺した方や脳に疾患を負った方などが複数に及んだために、廃止が決定されたとのことです。
自分が社長でないかぎり、仕事をこなせばこなすほど、仕事は上から降ってきます。もはや自分ではコントロールできないほどの仕事に囲まれて、身動きができなくなってしまいます。そんなに多くの仕事に囲まれても、一切残業代が支払われません。これが一般社員、管理職が実感している裁量労働制の現実です。自分にとってやりがいのある仕事が苦しみに変わり、死の陰が近づくことほど悲しいことはありません。
聖書は語ります。「わたしたちは四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない。」と。(2コリント4:8-9)
あなたと共にいて、仕事を見守っている神がおられます。その神に語り掛けてください。神は苦難の中にあっても、あなたを決して行き詰まらせず、失望させることはありません。