川越教会の木村恭子です。
あなたは、キリスト教の葬儀に出席したことがありますか?日本キリスト改革派教会では、葬儀には3つの目的があると教えています。
一つ目は神礼拝、二つ目は遺体を丁寧に葬ること、もう一つは遺族への慰めです。葬儀の目的の第一が「神礼拝」なんですね。
では何故、葬儀で神を礼拝するのでしょうか?それは、亡くなった方が神の愛と配慮、さまざまな恵みの中で生涯を歩み終えたことを覚えて、神の愛と恵みを讃えるためだと思います。
葬儀は、亡くなった方を過大評価したり、その功績をたたえるためのものではありません。でも、その方が歩んだ人生の中で現された良きことを覚えて、それをさせてくださった神を讃えることで、その方の生涯の意味を覚える、そんな時となります。
ですから、葬儀に出席された方の多くは、神への感謝と賛美の思いでお帰りになります。また、キリスト教を知らない方も、そこで語られる聖書の言葉やその意味内容を理解することができるので、真の神に触れる機会となります。
聖書のことば
「あなたの僕らが御業を仰ぎ、子らもあなたの威光を仰ぐことができますように。わたしたちの神、主の喜びが、わたしたちの上にありますように。」(詩編90:16、17)