いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
弟子たちはイエス様に「あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴(しるし)があるのですか。」(マタイ24:3)と尋ねました。そこでイエス様は、いくつかのしるしがあることを教えました。しかし「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。」(同24:36)と教えています。いつ、イエス様が来られて、世界が終わるのかは誰も分かりません。そしてイエス様は「人の子は思いがけない時に来る」(同24:44参照)と言われました。
近年、わたしたちの国では地震や台風、洪水など災害が続いています。特に、地震はいつ起こるのか、予知は出来ないと言われています。台風は天気予報である程度予測ができ、備えることができますが、地震はなかなか難しい面があります。
近年の巨大地震の経験から、ガス、水道、電気が止まることを想定して、3日分程度の水や食料の準備が求められています。ですから少しずつ備蓄を始めますが、完全な備えはできません。外出先で災害に遭うこともありますし、想定外の被害が起こるかもしれないからです。災害対策ですら、なかなかできないことを思いますと、わたしたち自身の終わりの時の備えは大丈夫でしょうか。
イエス様は、繰り返し、目を覚ましていなさいとわたしたちに語りかけてくださいます。わたしたちは、イエス様が来られる時をびくびく不安に待つのではありません。イエス様は、わたしたちを愛して助けてくださいました。その方とその時にわたしたちは顔と顔を合わせてお会いします。愛する方を待つ思いが、イエス様の到来を待つ思いです。心を挙げて、イエス様を待つようにとイエス様はあなたを招いておられます。