いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
1970年代の始めに「ノストラダムスの大予言」という本が話題を呼びました。その後、続けて「大予言」のシリーズの本も出版されたと思います。フランスのノストラダムスという人が、詩文で将来起こることを予言しているということでした。そしてその中の幾つかは、実現していると解釈が記されていたように思います。
その中で特に人々の関心を集めたのが,1999年7の月に、アンゴルモアの大王が現れて世界が終わる、と言うような予言でした。世界の終わりの日時を明示したので、人々の興味をかき立てました。しかし、1999年には何事も起こりませんでした。確かに、20世紀の終わる頃は世界も様々な変革がありました。しかし、時は静かに流れ、21世紀を迎えています。世界は終わることなく、今も日常が続いています。今にして思えば、大予言の本は娯楽作品でした。
しかし世界の終わりに関わる言葉は、もともと聖書に語られています。イエス様は弟子たちに、エルサレム神殿の崩壊を預言しています。その言葉を受けて弟子たちは、イエス様に「あなたが来られて世の終わるときにはどんな徴(しるし)があるのですか。」(マタイ24:3)と尋ねました。イエス様は、日時は明らかにされませんが、しるしとして戦争、飢饉、地震、弟子たちへの迫害が起こることを語りました。
その時から既に約2000年程が経っています。その間、戦争や災害は起こり続けてきました。イエス様はいつ来られるのでしょうか。これらのしるしは、イエス様がいつ来られてもよいように、わたしたちに信仰の備えを促すものです。
イエス様は必ず来られます。そのときに慌てないように、目を覚まして、イエス様に心を向けましょう。