おはようございます。坂井孝宏と申します。クリスチャンに独特の言葉遣いを天国人のボキャブラリーとして紹介していますが、「御心」という言葉を考えます。
最近私は「神様の御心とわたしの心を一つにしてください」という、こういう祈りを繰り返しています。この場合の「御心」というのは、ローマの信徒への手紙の12章の2節にあるのと同じで、こういう風に言われています。
「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」
こういう風に言ったあとで、愛をもって互いに尊敬すること、あるいは悪に悪を返さず善をもって悪に対抗することと…こういうキリスト教的な生活の教えが続いていくっていうのが、ローマの信徒への手紙12章であります。そこにこそ神の御心があるということなんですね。
御心というのは、私たちに対する神様からの期待と言い換えてもいいかもしれない。私たちは本来そういう風に生きる者として創造されたんです。そういう人間本来の尊厳を回復して下さるのがイエス様の救いですし、そうやって神の御心にぴったり沿って生きていくときに、私たちは生き生きと輝きだします。
しかし悲しいかな、私たちの罪というのは本当、根深くて、神様にいつまでも背き続けてしまうねじけた心を持っています。だからこそ、神の心と自分の心がひとつになるようにと、祈り続けていけたらと思うんです。