いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会牧師の川栄智章です。
エルサレムの祭司長や民の長老たちは、イエスさまに対し「何の権威によって神殿で教えているのか、誰がその権威を与えたのか。」と質問しました。すると一言言われました。「ヨハネの権威(洗礼)はどこからのものだったか。天からのものか、それとも、人からのものか」(マタイ21:25参照)
このように答えられたのは、洗礼者ヨハネの権威とイエスさまの権威には密接な関連があったからです。ヨハネに対する人々の態度が、即ち、イエスさまに対する態度でした。ヨハネはメシアの先駆者としてこの世に遣わされ、荒れ野で洗礼を授けながら、キリストが神の独り子であるということを証言しました。
もし、ヨハネの洗礼が天からだと言えば、なぜ、彼の証言を受け入れなかったのですかという事になってしまいます。もし、ヨハネの洗礼が人からだと言えば、群衆の反感を買い、下手をしたら暴動になりかねません。彼らは、わからないと答えました。
イエスさまは、「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい」と言われ、ヨハネが、神に対する人間の応答の、バロメーターであることを示されました。
今の時代、教会がイエス・キリストを宣べ伝えるのは、キリストの権威によるのです。ぜひ、この福音を受け入れていただきたいと思います。