ごきげんいかがですか。中山仰です。
私はアルプスを見るのが大好きです。北アルプス白馬岳連峰に、スキーでも有名な八方尾根があります。
昭和12年といいますから今から80年と少し前のことです。西阪息(やすむ)さん、息という字を書いて「やすむ」と読ませる方が猛吹雪の中を頂上からスキーで滑って来ました。山小屋に降りるポイントを見失い、右へ降ればすぐに山小屋を見つけられたのですが、残念ながらそのまま滑り続け見つけられずに遭難してしまいました。
目印さえあれば簡単に帰り着いたのですが、そのことを悲しんだ西坂さんのお父さんは明くる年に同じ遭難者が出ないように目印となるケルンを建てました。それが第2ケルン、通称「息(やすむ)のケルン」として今でも立派に役目を果たしています。
ところで、私たちは人生のケルンである道しるべを持っているでしょうか。聖書は、私たちが永遠に死ななくてよいようにと手を指しのべる道しるべです。聖書の詩編には「神の言葉は道の光である」とあります。人生の暗いとき、誰も相手にしてくれず、重い悩みによりそってくれず、友達からも裏切られるようなすべてが行き詰ったようなところで、まことの灯火を差し出してくれます。絶望的な暗黒の森の中にさまようとき、一筋の光が灯っていたらどんなに大きな希望となるでしょうか。
旧約聖書詩編119篇105節には「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」とあります。
実際に、多くの人たちが聖書の言葉によって救われています。教会はいつでも皆様をお待ちしています。共に聖書の言葉から永遠の命をつかみましょう。心からお祈りしています。